模様替え

日、研究室を少し模様替えした。

最初は、宛がわれたは良いが、色々あって寄り付かなくなったデスクの掃除。埃や塵が積もった高性能PCを申し訳なさに苛まれながら手入れした。PCを避けて机上を濡れ布巾で何度も擦って黒ずんだ汚れを落とした。次は机の下をやったが、誰のものだかわからない男物の革靴が転がり出てきたり、靴のなかに蜘蛛が住み着いていたり、床の汚れがまるで道路にへばりついたガムのようになっていたり、それはもう舌打ちしたくなる状況だった。くそが。
 一度机を避けて拭き掃除をしようと思って机を持ち上げたら、机の足の一部がそのガムのような何かにくっついてしまっていて、変な持ち上げ方になった。そのおかげで左手の爪が二枚割れた。(このあと先輩が現れ、机を軽々持ち上げてガム(?)を剥がしてくれた。)

このあと、私はこの机を使うに当たって行き着く嫌な状況(私が移動することで、確実に隣のデスクに移ってくる人がいる)を解決すべく、窓を向いていた机をくるりと横に向けた。それによって、置き場に困っていたカラーボックスが机の横に置けるようになった。良い感じになってきたデスク周りに気分が高揚した私は、小さなゴミ箱を足元に持ってきたり、カラーボックスに実験ノートや参考書を詰めたりして、ちょっとした快適空間を作り始めた。後は、その勢いのまま先輩と一緒に他の場所も少しずつ弄っていって、「もう少しここをこうしたいですね」なんて話ながら今日の模様替えは一先ず終わった。


分と、その自分のいる空間というものは密接不可分で、自分の行動・思考の在り方とその出力に大いに関係するんじゃないかと思う。ヒトを作るのは環境だとも言うし、当然のように日々触れるものなのだから、より良くするのに億劫がるべきではなかった。(実際、模様替えで作ったスペースでの作業はかなり捗った。)

自分に合った環境に整えるという意味合いが結果的に強くなったようには感じるが、元は研究室の今の状況に合わせようと思って始めたことだった。新しく室員が増えたことで、居室にいる人数がわんさと増えたものだから、みんなの共同スペースとして使われている長机に院生が私物を広げて居座るのも悪いなと思ったわけだ。変に気を使うのも使われるのも疲れてしまう。(よく知らない人がぞろぞろと自分を囲う状況が耐えがたかったのもある。年下だろうと他人は恐ろしい。)


からあったものに何か足すでもなく、減らすでもなく、組み換えて再構築するだけで劇的に環境は変わるのだなと実感した。関係のない話だが、今まで正々堂々正面突破で色んな問題事に対して向き合い、説き伏せて解決をすべきと思って行動してきた。間違ったものは捨て去るべきで、その代わりに正しいものを得て積み上げるべきだと。でも、今日得た知見から考えると、そうではない場合があって、捨てずとも組み替えることで改善することもある訳だから、毎回熟慮する必要があるなと思い知った。捨てないで済むならやっぱり、それが一番良いだろうなと思う。
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 模様替えで心機一転したついでに、つらつら妄言を垂れるブログを始めた。頭の中でぼやっとした思考を続けるくらいなら吐き出す場所を作ろうと思ったものだから、ある種の備忘録みたいなものになると良いな。